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地熱とは? 地中熱との違い
ここでは一般的に良く聞く「地熱」とよく似た言葉「地中熱」との違いを詳しく説明し、より「地中熱省エネルギーシステム」の導入を理解していただきたいと思います。
「地中熱」については他のページで詳しく説明していますのでこのページでは特に「地熱」について詳しく説明したいと思います。
地中熱
地上との温度差を利用した熱エネルギー
地熱
地球内部の熱エネルギー
地中熱は地上との温度差を利用して熱エネルギーとして利用する事
地上との温度差を利用し、地中から熱をすくい上げる(暖房)、あるいは地上の熱を地中に放出する(冷房)という形で利用します。一般のエアコンが、空気中の熱を利用する所を地中にしたと考えるとわかり易いですね。
一方の「地熱」という言葉の方がよく耳にしますが、どういう違いがあるの??
地熱は地球内部の熱源に由来する熱エネルギー
■地熱の発生源について
地熱の発生源は地球の中心部になります。
- 地球内部で発生する熱の大半は、天然放射性元素が崩壊する時の熱に由来し、地熱の45から
85パーセントは地殻に含まれる元素の放射性崩壊から発生していると言われています。
落下した隕石がもともとの地球の構成中に取り込まれるときの衝撃および圧縮の熱で、過剰な重金属(鉄、ニッケル、銅)が地核に沈降していくときに放出される熱とされます。
■地熱の利用
地熱の回収には、噴出する熱水や水蒸気をそのまま利用する方法と、熱水から沸点の低い流体に熱交換して利用する方法、地下に水を流し込んで熱により水蒸気に変化したものを回収する方法などがある。日本は火山が多いため、火山のない国と比べると熱資源に恵まれています。
地熱は二酸化炭素を出さず一年を通して安定した供給が得られるため、次世代の
クリーンエネルギーとして注目され、現在効率的な利用について研究が進められています。
- 温泉は昔から使われている地熱利用法で、人が温まり病気や健康に効くという利点で人々に親しまれています。その他にも高温の温泉では卵や野菜をゆでたりしています。(温泉たまご)